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ヒカゲチョウ


写真@
@ ヒカゲチョウ 八幡市 男山 Photo by Kohyuh 2006/08/23
ヒカゲチョウ 八幡市 男山
Photo by Kohyuh 2006/08/23



写真A
A ヒカゲチョウ 八幡市 男山 Photo by Kohyuh 2003/09/23
ヒカゲチョウ 八幡市 男山
Photo by Kohyuh 2003/09/23




ヒカゲチョウ *206                          更新日: 2012/03/30
【科名】 タテハチョウ科
 ジャノメチョウ亜科
 ヒカゲチョウ属
学名】 Lethe sicelis
英名】 Treebrown
前翅長】 30 mm

写真@
 初めは望遠レンズで撮っていたのであるが、『そのまま、そのまま ・・・ 』 と心で念じながら、どんどん近づいていった。 ついには、望遠なしの接写になった。

 こんどは、『翅を広げてくれ』 と注文したら、逃げた。 注文が多過ぎたかもしれない。








 まぶたを閉じて眠っているようにも見えるが、まさか、チョウにはまぶたは無かろうに ・・・ ただ、チョウの眼は、同じような複眼と思うのだが、トンボのように単純な構造ではなさそうである。

 トンボは最大の複眼の持ち主であり、前後上下左右を見渡せる広い視野から獲物を探知する能力を発達させたが、チョウは人間には見えない紫外線までも見分けることが出来るという。

 人間の眼には、色とりどりの花の色があるように思うが、チョウは更に多くの花の色を見ているのであろうか。




写真A
 ヒカゲチョウが翅を広げているところを初めて見た。 普段は陽の差さないところにいることが多いが、ひだまりにいたので、日向ぼっこしていたのであろう。

 最初は と思ったのであるが、触覚をよく見ると蝶と分かったので撮った。 翅が傷んでいるので弱っていると思って、近づいたら元気良く飛んで逃げたのでホッとした。

 cf. 蝶と蛾の区別
 cf. 《クロヒカゲ》 と 《ヒカゲチョウ》 の見分け方






食草・食樹  引用 *206
幼虫 マダケ、クマザサなどのタケ・ササ類を食べる。
成虫 樹液や腐敗した果実などに集まる。




学名の意味  引用 *203
Lethe レーテ ヒカゲチョウ属 ジャノメチョウ亜科 タテハチョウ科
(神話由来)
 不和の女神エリスの娘たちの一人で忘却の意味。 また、下界にある川の一つで、その水を飲めば、あらゆる過去を忘れるという。 本種はアジア大陸に広く分布する。

sicelis シーケリス ヒカゲチョウ、ナミヒカゲ
【ラ】 sicilia "シシリーの" または、"シシリーの女"




英名の意味
Treebrown 木の色に似た褐色の (チョウ) (注) 本属 lethe のチョウに対するもの
 tree: 樹木、(立ち)木、高木
【類語】
 tree は通例10フィート以上の高さの木;
 shrub, bush は低木;
 wood は木材
 brown: 褐色の、茶色の、とび色の
 by New College English-Japanese Dictionary,
6th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1967,1994,1998














変更履歴
2012/03/30 ロゴ統一更新
2007/08/22 初版リリース







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